プロ野球阪神タイガースファンの家人に連れられ、神戸市の優勝パレードへ。地下街では地元ゆかりのスポーツチームの巨大壁画に目を奪われた。

　パ・リーグ3連覇のオリックス・バファローズや、頂点目前だったサッカーJ1のヴィッセル神戸の隣で、前季9位のラグビーリーグワンのコベルコ神戸スティーラーズは心なしか寂しげに見えた。前身リーグ時代の輝きを知るからこそだ。

　ラグビーが最も熱くなる季節が来た。リーグワンはきょう9日開幕し、大学、高校の全国選手権も佳境を迎えたり、始まったりする。

　スポーツでは流れが重要。このところの関西勢強しの波にラグビーも乗りたいところだ。

　関西リーグでは終盤の攻防で優勝を逃したものの地力を感じさせた天理大、県大会決勝で宿敵に快勝して勢いのある天理高ともに期待は高まる。天理大は17日の3回戦で慶應義塾大と、天理高は27日の初戦で早稲田実業高と戦う。

　スティーラーズやリーグワンもう一つの関西勢、花園近鉄ライナーズには県関連の選手が数名いる。推しがいるとスポーツ観戦の楽しさはぐっと増す。(智)