国民体育大会について全国知事会が見直し…
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国民体育大会について全国知事会が見直しを提起した。県内では2031年開催に向けた準備が動き出したところ。今後の議論に注目が集まる。
13日に開かれた全国事会議で、行政のスリム化が議題となり、国体など都道府県持ち回りで開催するイベントの見直し、検討が確認された。
アンケートで都道府県から意見が寄せられたイベント214件のうち約3割の63件をスポーツ関係が占め、中でも負担が大きいと指摘する声が最も多かったのが国体だったという。
国体は持ち回り2巡目の終盤を迎え、日本スポーツ協会も3巡目に向け在り方検討に着手しており、両者間で協議が進むことになりそうだ。
ただアンケートで寄せられた改善案の中には、競技ごとに開催地を固定するなど事実上の国体廃止と受け取れる意見も見られ、どこまで踏み込んだ改革になるかは予断を許さない。
来年から国民スポーツ大会に改称される国体。県開催はまだ2巡目だから従来方式を踏襲するのか、それとも先んじて範を示すのか。39年前の開催成果もしっかり踏まえ付和雷同でない判断を求めたい。(松)