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プロ野球日本シリーズは、明後日の28日…

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 プロ野球日本シリーズは、明後日の28日、京セラドームで開幕する。パ・リーグのオリックスの連覇か、セの阪神の38年ぶりのVか―「関西ダービー」と呼ばれる対決を前に日ごと盛り上がっている。

 

 関西決戦は59年前の、南海ホークス対阪神タイガース戦以来のこと。東京五輪があった1964(昭和39)年の10月だった。

 

 1日に第1戦が行われたが、その後もつれにもつれて決戦の第7戦は10日。五輪の開幕日とぶつかり、南海の2度目の日本一を甲子園球場で見届けたのは、わずか1万5千人余りだったという。

 

 この日、小1だった筆者は、学校から走って帰宅し、午後からの五輪開会式を、わが家で初めて買った白黒テレビで観た。父が、画面に映る入場行進をカメラで撮ったプリント写真が今も残る。

 

 佐賀では、当時は巨人戦しか放送がなく当然、巨人ファンだった。だから、59年前の関西決戦は見事に記憶に無い。家族で上阪してからの阪神ファン歴54年の筆者には、実に感慨深い。

 

 短期決戦は「エラーした方が負け」とよく言われる。普段の野球ができた方が頂点に立つ。 (恵)

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