プロ野球日本シリーズは28日開幕。パリーグはオリックス、セリーグは阪神と大阪、兵庫に本拠を置く球団による対決となり関西全体が盛り上がっている。

　オリックスのペナント、CSと優勝決定2試合を幸運にも現地観戦できた。京セラドームは超満員で大盛況。かつてのパリーグの試合を知っている筆者としては隔世の感がある。

　近鉄、南海、阪急と関西私鉄傘下の球団が三つも。日生、大阪、西宮各球場の平日ナイターはガラガラで、発表は数千人だったが、実数は数えることができたくらい。

　各球団の企業努力と本拠地の分散化でパリーグの人気は急上昇。オリックスはオリ姫と呼ばれる若い女性ファンや家族連れらに人気があり、球場のグッズ売り場は長蛇の列だった。

　といっても、阪神は観客動員日本一の人気球団。在阪スポーツ紙や在阪テレビ局の偏向報道もあり、日本シリーズでも圧倒的な応援団を擁するだろう。

　オリックスファンとしては今回の戦いは、日本史で例えれば桶狭間。少数の織田信長軍対多数の今川義元軍。史実は信長軍の圧勝なのだが、果たして。(栄)