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国原譜

今年こそはぜひ、と願っていたことの一つ…

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 今年こそはぜひ、と願っていたことの一つが海水浴。だがどうやら、かないそうにない状況だ。とても残念だけど非は自分にあるから仕方がない。

 

 わが“海なし県”からは日本海側の若狭、丹後地域か、太平洋側なら紀伊半島の沿岸、あと瀬戸内方面も近い。鬼が笑っても来年こそは、とひそかに思う。

 

 海といえば、福島第一原発の処理水の海洋放出が始まった。漁業関係者は「放出反対」。中国の日本からの水産物輸入全面停止には納得できないが、大きな問題だ。

 

 子どもの頃は京都府舞鶴市にいて、海水浴は主に若狭に行った。その福井県に原発が集中している。「安全神話」に頼らないとしたら何をなすべきか。

 

 もう一つ。8月は「北方領土返還運動・全国強調月間」だった。これは対ロシア。南の尖閣諸島は中国と台湾が領有権を主張し、日本海の竹島は韓国が領有権を主張。

 

 海を巡る解決の難しい問題が続いていることを忘れないでいたい。「島」については、かつての「戦争の歴史」を踏まえた認識にも深く関わる。“海なし県”の住民だからこそ、の思いを持続したい。(北)

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