紙面に山下真知事が登場しないない日がな…
紙面に山下真知事が登場しないない日がないくらい、次々と手を打っている。就任からまだ3カ月にもならないが精力的な動きだ。
防災と観光・文化・スポーツ振興など2分野のみの参加だった関西広域連合に、全面参加を正式に申し入れたのも公約通りで、想定されていたところだ。
また県内26市町村で進めてきた広域水道一本化にしても、これまでの協議で試算された水道料金の見直し方針を示したため、当初の2年後の統合時期が遅れそうだ。
維新公認で当選し、県代表にも就任した。自民党系知事からの大きな転換だ。これが維新だという「維新色」をどこまで出すのか出せるのかを県民が見ている。
大阪の維新知事の手法を見てきたが、隣だからといって、何もかも同じでいいはずはない。大都会と百数十万人の小さな県との違いや、歴史と文化も大きく異なる。
そういえば、元県代表の前川清成衆院議員の公選法違反事件で、高裁判決も有罪だった。山下知事は「本人と協議して決定したい」とコメントしたが、元代表と現代表の話し合いがどうなるのか。(治)