環境省が提唱する「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称募集に約8200点が寄せられ、選考でデコ活が選出された。

　英語のデカーボナイゼーションとエコを合体させた造語で親しみやすさをアピール。新しいライフスタイルの普及、浸透を強く後押しする。

　脱炭素に向けた取り組みでは県も本年度から重点対策加速化事業に着手、具体的な目標に向け市町村のモデルとなる施策を進める。こちらの名称はまほろばゼロカーボン推進計画。

　また県内は工場が少ないこともあり、二酸化炭素排出割合は19年の数値で家庭部門が38.8%と全国平均の20.7%を大きく上回っている。

　このため県は50年の実質排出量ゼロに向け、家庭でできる二酸化炭素削減の取り組みを紹介。節水や省エネ家電の導入のほか、食品ロスを減らすなど暮らしの工夫を提案している。

　持続可能な社会を実現し、激甚化する気象災害の抑止にもつながる、地球環境と暮らしに優しいエコロジーでエコノミーなライフスタイル。そんなデコ活に一人ひとりが身近なところから取り組みたい。(松)