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空港へ急いで、飛行機の出発にギリギリで…

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 空港へ急いで、飛行機の出発にギリギリで間に合ったが、パスポートを家に忘れた。とともによく見る悪い夢が、取材から帰ってきてカメラを開けたら、フィルムが入ってなかった失敗。

 

 実際に経験したのは若い頃に一度だけだが、うまく写っているかは現像しないと分からないフィルムカメラ時代は日々、緊張感があった。

 

 今のデジタルカメラは撮ってすぐに画像を確認でき、後で明るさなどの修正もある程度は可能。便利になった分、一発勝負の厳しさに欠けるととるのはアナログ世代の懐古趣味か。

 

 映画にしても昔のフィルム作品の方が、表現が鋭かった気がしてならない。が、コストの点や繰り返し上映しても劣化しないデジタルの強さは圧倒的だ。

 

 巨匠小津安二郎監督の戦前作品「突貫小僧」のうち、これまで確認できていなかったシーンを含む家庭向け短縮版のフィルムが見つかったとの記事が本紙文化面に掲載されていた。

 

 戦前の映画作品は、フィルムが散逸しているのが数多い。ほかにも宝のようなフィルムがどこかに眠っているのではとわくわくしている。(栄)

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