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最近の人工知能(AI)の進歩は目を見張…

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 最近の人工知能(AI)の進歩は目を見張るものがある。米新興企業「オープンAI」が昨年11月に開発した自動応答ソフト「チャットGPT」もその一つ。

 

 質問を入力すると、インターネット上の情報を集めて答えるAI。回答は会話するような自然な文章なので、さまざまな分野で活用できる。

 

 必要な情報を入力するだけで文章の要約や校正だけでなく、報告書や企画書なども自動で作成。さらに、驚くべきことに小説や詩の創作も可能だという。

 

 実際に米国などではこのソフトを使った書籍が多数出版されているという。そのため、「産業革命に匹敵する開発」との声さえある。

 

 AIの進歩は、人の雇用を奪ってしまうのではないかという危惧もある。今でも事件事故などの定型記事は簡単に作れるだろうから、われわれ新聞記者もうかうかとしていられない。

 

 ただ、現状ではAIも実際に人と会って取材することはできない。より良いニュースを届けるために労苦を惜しまず現場に足を運び、多くの人から話を聞くことこそが記者の本分だと改めて気付かされた。(法)

 

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