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ロシア軍によるウクライナ侵攻から8カ月…

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 ロシア軍によるウクライナ侵攻から8カ月が経過し、核兵器の使用さえも、脅しではなく取りざたされるほど深刻な事態になっている。

 

 先日、宇陀市室生のあさぎりホールで、NPO法人音楽の森(荒井敦子理事長)が主催する「森への贈り物コンサート」があり、行ってきた。

 

 そこで「我(わ)がキエフ」の歌を聴き、熱くこみ上げるものがあった。1番は現地語で、2番は日本語で歌い、会場にいた2人のウクライナ人も、大きな拍手を送っていた。

 

 荒井さんは「遠いウクライナの地で起きている戦争に対して、私たちは何ができるか」との思いから、何もできないのなら、この奈良の地から平和のメッセージを届けたい。

 

 その心が秋の山里に澄んだ声で歌いあげられた。本物のウクライナ人を目にしたのは初めてだったが、歌を聴きながら、感動している様子が見てとれた。

 

 空襲の恐ろしさは、先人の話だけでなく、記録映画などで繰り返し見てきたが、ウクライナでは、きょうの今も爆撃が続いている。ウクライナに、一日も早く平和な日がくることを祈るばかりだ。(治)

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