「令和の怪物」として社会現象にもなって…
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「令和の怪物」として社会現象にもなっているプロ野球ロッテの佐々木朗希投手が24日、大阪・京セラドームの対オリックス戦で登板。生観戦して球春を味わった。
本調子ではなく、前回の対戦で完全試合を達成されたオリックス打線の意地もあったのだろう。5回で降板したが勝投手となり、快速球と高速フォークで球場を沸かせた。
京セラドームでは過去に2人の怪物を見た。「平成の怪物」松坂大輔投手は23年前のプロ野球入団直後。「二刀流の怪物」大谷翔平投手は日本ハム在籍時に。
電光掲示で松坂投手の球速は150キロ前後だったと記憶する。大谷投手は最速162キロ。佐々木投手は164キロ。球速のみで判断はできないものの、プロ野球の進化に目を見張る。
新型コロナによる観客数制限がなくなり、ドームには約2万9000人が訪れた。密を避け、マスク着用は必要だが、球場ににぎわいが戻ってきた。
佐々木投手の高く脚を上げるフォームは、戦前の大投手、沢村英治に似ている。沢村は若くして戦死。今、こうして平和に野球観戦できるのを感謝しなければ。(栄)