「『元日休業』広まる」という見出しの記事があった(12月7日付13面)。大手スーパーや外食産業で、平成31年の元日を休みにする動きが広がっている、という内容だった。

　人手不足への対応が必要なことを踏まえて、労働環境を改善し、従業員の士気を高めて消費者へのサービス向上につなげる狙いもあるという。

　県内にも店舗がある成城石井では、全約170店のうち、直営の路面店を中心に7割を超える店を休業にするそうだ。おせち料理があるのに、なぜスーパーなどが正月早々開店するのか、毎年不思議に思っていたので、この流れには大賛成だ。

　また「1月2日も一部の直営店では短縮営業する」とのこと。昔は「初荷」といって、小売り店では半日ぐらい店を開けていたように記憶する。お年玉をもらうと、2日が待ち遠しかったものだ。

　1月1日は、やはり1年の始まりの大事な、特別な一日。家族が揃って、厳かに迎えたいもの。いつも以上に、ふれあいのひとときを大事にすべきだろう。

　働き方改革の一環だろうが、従業員を大切にする企業が、もっと増えてほしい。(恵)