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メットライフ生命と日本財団 東京のコミュニティースペースに高齢者ホスピス増床

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開所式に臨む冨沢理事長(左から2人目)ら=3月22日、東京都東久留米市の「はじまりの家そら」(提供・日本財団)

 メットライフ生命保険(東京都)と日本財団(同)は、地域社会の幅広い世代が交流する東京都東久留米市のコミュニティースペース「はじまりの家そら」に、高齢者ホスピス3部屋を増床。3月22日に同施設で開所式を行った。日本財団がメットライフ財団から寄付を受けて行う「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」の一環。

 

 同施設はNPO法人コミュニティケア・ライフ(東京)が運営。建材に無垢(むく)の床や珪藻土(けいそうど)の壁などを使い、利用者の心地よさを追求している。乳児から高齢者までさまざまな世代が利用できる共用スペースやカフェでは、展覧会やワークショップを開催し、地域交流の拠点となっている。

 

 メットライフ財団から日本財団への寄付約4億円による同プログラムは、これまで山梨県や鹿児島県、大阪府に施設を設置している。今後、全国で高齢者や子どものための施設計12カ所を開設予定。

 

 コミュニティケア・ライフの冨沢文絵理事長は「空間だけでなく地域とのつながりやかけがえのない経験を提供することで、次世代に引き継がれる新しいモデルをつくっていきたい」と話した。

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