奈良市西大寺東町2丁目の第一学院高校奈良キャンパス(矢神裕貴キャンパス長)の卒業証書授与式が13日、奈良市学園南3丁目の学園前ホールであり、卒業生78人が学び舎を巣立った。

　一人一人に卒業証書を手渡した矢神キャンパス長は祝辞で、「精神的、経済的に自立して道を切り開いていってほしい。人生は有限であり、リセットできない。自分の可能性に懸ける勇気と決断力を持って、選んだ道を堂々と歩んでほしい」と激励した。

　養父本校(兵庫県養父市)の岡本達治校長の式辞(代読)などの後、在校生の送辞に続き、卒業生を代表して大西由葵さん(18)が答辞。「入学後、グループワークで初めて友だちができて、学校へ通うのが楽しみになった。そしてその友だちと一緒に成長することができた」などと、学校生活3年間を振り返り、支えてくれた周囲の大人たちへ感謝を述べた。