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感謝の気持ち 忘れず持って - コラム スポーツ ウォッチング

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 県高校体育連盟はこのほど、全国大会などで活躍した選手や団体をたたえる「県高体連栄賞」の授与式を4年ぶりに行った。今年度、全国大会で頂点に立つなど成績が際立った5人と3団体に会長賞、全国大会で惜しくも優勝は逃したが2、3位に入るなどした21人と11団体に奨励賞が贈られた。指導者2人が優秀監督賞に選出された。

 

 授与式で稲葉功・高体連会長は、会長賞に選ばれた中村知花選手(新体操、奈良文化3年)が、フェアリージャパン(日本ナショナル選抜チーム)の一員としてパリ五輪を目指し、東京で合宿中と報告。エールを送るとともに出席した選手に「より高いステージを目指し、頑張ってほしい」と話した。また、「感謝の気持ちを忘れず、人間性を高めてほしい」とも。

 

 多くのトップアスリートがインタビューに応える時、感謝の言葉を口にする。伸びる選手、栄冠をつかむ選手、生き残る選手…は「感謝の気持ち」を忘れない、といっても過言ではない。近年、スポーツ心理学の分野でも「感謝の気持ち」がパフォーマンスを高めると分析。謙虚な気持ちが好結果をもたらすようだ。

 

 2026年、県など近畿6府県で全国高校総合体育大会(インターハイ)、翌27年は全国中学体育大会が開催されるほか、31年には国民スポーツ大会が県内で開かれる。今回、式典に参加した選手もうれしいと率直に喜ぶとともに仲間や指導者、保護者に対し、感謝の言葉を口にした。心強い。(牡)

 

 

2024年2月14日付・奈良新聞に掲載

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