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第12・13節 - 奈良クラブ

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第12節の前半23分、下川からの絶妙なクロスに頭で合わせて先制点を挙げる嫁阪=3日、ロートフィールド奈良

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士気高く躍動

 奈良クラブは第12節でFC今治を2―1で破り今季2勝目を挙げたが、続く第13節では福島ユナイテッドFCに1―2で敗れ連勝を逃した。現在、奈良クラブは2勝6分5敗の勝ち点12でリーグ17位。浮上するために白星が切望されるが、チームの状態は決して悪くはない。

 

 3日のFC今治戦では、嫁阪が2得点を挙げた。1点目は前半23分、下川からの絶妙なクロスに頭で合わせ、2点目は岡田優がペナルティーエリア内に切り込んで放ったシュートを相手GKがはじいたところを左足で決めた。「1点目は陽太君(下川)がボールを持って一瞬止まったので、サイドチェンジかと思い、中に入らず外に張っていたが、仕掛けるモーションに入ったのでそこから中に入ろうと動いたら、ピンポイントでいいボールが来た。2点目は優希(岡田優)がドリブルで仕掛けた時に、絶対にシュートまで持ち込んでキャッチされることはないと信じて走り込んだのがゴールにつながった」と得点シーンを振り返った。

 

 試合終了のホイッスルが響いた瞬間、奈良の選手たちはピッチに倒れ込んだ。全力を尽くしたことが、試合を観た人すべてに伝わったのではないかと思う場面だった。この勝利で得たものは大きく、フリアン監督も「ただの一勝ではなく、この勝ち得た自信を持って次の大きな一歩を踏み出せる」と今後のリーグ戦を展望。また今節に限らず常に攻守に躍動しチームを盛り上げる下川を「リーグ最高のサイドバックになるポテンシャルを持った選手」とたたえた。

 

 6日の第13節の福島戦は、前節から中2日で福島県への長時間の移動もあり、タイトな状況での試合となった。敗れはしたものの、選手たちは士気高く躍動した。先制された場面では、自陣ゴール前まで攻め込まれたところを死守しようと飛び込んだ嫁阪に、福島の森がマイナスに上げたクロスが当たりゴール方向に跳ね返った。結果的にオウンゴールという形になったが、パッションあふれるプレーの結果といえるだろう。後半、さらに福島のスーパーゴールで0―2とされたが、その直後に中島が放ったクロスバー直撃の強烈なミドルシュートはまだまだ勝機があることを示し、その檄(げき)に応えるかのように後半24分、岡田優からのパスを受けた国武がJ初ゴールを決め1点差に迫った。さらに後半41分にセンターバックの沢田を西田に代えるなど、攻撃面を重視したフリアン監督の采配も、奈良クラブの新たな側面を見せてくれるものだった。

 

 次節は18日、ホームのロートフィールド奈良でFC岐阜と対戦する。

 

福島ユナイテッドFC戦に臨む奈良クラブイレブン=6日 (C)NARA CLUB

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