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厳かな儀式を堪能 奈良の西大寺で珠光茶会、千宗左さんが献茶

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献茶の点前を行う千宗左家元=7日、奈良市西大寺芝町1の西大寺

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 わび茶の祖とされる室町時代の茶人、村田珠光にちなんで奈良市で開催中の「珠光茶会」(同実行委員会主催)で7日、表千家第15代家元、千宗左さん(53)による献茶式が同市西大寺芝町1丁目の西大寺であった。実行委会長を務める大安寺の河野良文貫主や東大寺の北河原公敬長老、奈良市の仲川元庸市長ら約60人が参加した。

 

 献茶式は西大寺の本堂で行われ、松村隆誉長老(住職)らの読経に続き、千宗左さんが立てた濃茶(こいちゃ)と薄茶が本尊の釈迦如来立像に供えられた。松村長老は「10回目を迎えた珠光茶会で家元にご献茶いただき大変ありがたい」と感謝を述べた。

 

 献茶を終えた千宗左さんは「奈良はお寺、神社などお茶ができる場所がたくさんあり、古くからお茶が根付いていて素晴らしい」と話した。

 

 尼崎市から参加した80代の女性は「荘厳で良かった。家元のお点前は気品があってとてもきれいでした」と話していた。

 

 珠光茶会は、社寺や奈良町などの茶室14カ所を会場に茶道7流派などが茶席を提供して開かれている。12日まで。

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