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はかま姿で狂言披露 なら歴史芸術文化村で体験教室発表会 習った所作、堂々と

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大蔵流狂言「以呂波」を披露する児童ら=4日、天理市杣之内町のなら歴史芸術文化村

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 小学生対象のこども狂言体験教室「はじめての狂言!」の発表会が4日、奈良県天理市杣之内町のなら歴史芸術文化村で開かれ、小学1~4年生4人が、大蔵流狂言「以呂波(いろは)」を披露した。狂言の役の一つ「太郎冠者(かじゃ)」の衣装を着た県のマスコットキャラクター「せんとくん」も登場し、会場を盛り上げた。

 

 子どもたちが日本の伝統芸能に親しみ、古典芸能の一つ狂言を身近に感じてもらうことを目的に開催。天理、奈良、大和郡山の各市と広陵町から児童計4人が参加し、先月から計4回、大蔵流狂言方の能楽師・善竹隆司さんに発声や所作などの狂言の基本を教わってきた。

 

 発表会では、参加者ははかま姿で登場。児童1人と能楽師らが2人1組になり、「いろは」言葉を教えるため画策する兄と弟のかけ合いがユーモラスな「以呂波」を演じ、会場の笑いを誘った。

 

 天理市在住の小学4年、今中美結さんは昨年に続き2回目の参加で、今年は兄役にチャレンジ。「セリフが昨年の弟役より多くて覚えるのが大変だったが、楽しかった。大きな声を出すよう意識し、所作がかっこよく決まった時がうれしかった」と笑顔で話した。

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