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目指せ育児の達人 奈良県警男性職員研修、おむつ交換も

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赤ちゃんの人形を使っておむつや肌着の交換、沐浴を体験する参加者=19日、奈良市登大路町の県警本部

 奈良県警は19日、育児中、または子どもが生まれる予定の男性職員を対象に、「子育て力向上研修会」を奈良市登大路町の県警本部で開いた。18人が参加し、体験型学習などを通じて、子育てに関する知識を深めた。

 

 男性職員の育児休暇取得促進などを目的に実施。ミキハウス教育研修部の森万知子シニアマネージャーら3人が講師を務め、男性の育児休暇取得の現状や、新生児の生活、乳児の特徴などを話した。

 

 続いて、赤ちゃんの人形を使っておむつや肌着の交換、沐浴(もくよく)を体験。参加者は講師のアドバイスに従い、人形の首をしっかりと支えながら、腕や足を引っ張らずに丁寧に世話した。

 

 昨年11月に長男が生まれ、12月から約1カ月間、育児休暇を取得した奈良署地域第二課の夕部耕平巡査長(29)は「研修を受けて、赤ちゃんは丁寧に扱わないといけないとあらためて思った。休暇中は育児に積極的に参加し、妻からもっと長く休暇を取ってほしいと言われるぐらい感謝された」と話し、「署長や周囲の理解があり、ためらわずに休暇を取得することができた。下の世代にもつなげていきたい」と気持ちを新たにした。

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