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無病息災を願い奈良県明日香村で「綱掛け神事」 長さ約80メートルのしめ縄「男綱」をかけ替え

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かけ替えた「男綱」の下では神事が行われた=8日、明日香村稲渕

 奈良県明日香村稲渕で8日、飛鳥川に渡した、しめ縄「男綱」をかけ替える伝統行事「綱掛け神事」が行われた。地域住民や観光客らが参加し、五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄、無病息災を願った。

 

 川や道から集落に悪疫が入るのを防ぐため、毎年この時期に綱をかけ替えている。11日に同様の行事が行われる同村栢森の綱は「女綱」と呼ばれて対をなしている。

 

 長さ約80メートルの男綱の中央に、今年は縦約170センチ、直径最大約30センチの男性を表すわらがつるされ、地域住民らがかけ替えた。この後、綱の下で飛鳥坐(あすかにいます)神社の飛鳥弘文宮司(76)が「外から災いがもたらされず内から福が出て行かないよう、里が栄えますように」と1年の無事を祈願した。

 

 同地区の鳥頭尾隆男副総代(67)は「順調に綱を無事かけ替えることができ、村が安泰に過ごせることを確信している」と話した。

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