生命保険文化センター(浅野僚也代表理事)はこのほど、60歳以上の男女を対象に実施した「2023年度ライフマネジメントに関する高年齢層の意識調査」結果をまとめた。

　長寿社会に対する高齢者の意識や生活実態を把握しようと2020年度から3年おきに実施、今回が2回目の調査となる。

　調査項目は健康状態と医療・介護・遺族保障▽家族状況、判断能力低下時の対応▽家計・就労・老後保障準備▽生活満足度―の四つ。日常生活での支障は80歳以上が顕著で、家族形態は「単身」「自分(夫婦)と子と孫」が年齢層が高いほど多かった。

　家計は60歳代前半では「就労収入」が7割超であるのに対し、70歳以上では「公的年金収入」が7割超を占めた。人生全般で後悔していることは「学び」「貯蓄」「運動」の順だった。

　詳細は同センターのホームページhttps://www.jili.or.jp/で確認できる。