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多くの人に愛された一頭の雄鹿がテーマの合同写真展 奈良市写真美術館で12月10日まで

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奈良公園の一頭の雄鹿を追い続けた二人の写真家の合同写真展=8日、奈良市高畑町の入江泰吉奈良市写真美術館

 アマチュア写真家、宮浦孝さん(56)=大和郡山市=とはしもとゆうすけさん(54)=奈良市=の合同写真展「甦(よみがえ)るロク〜開放一択」が8日、奈良市高畑町の入江泰吉記念奈良市写真美術館で始まった。自然の中で生きる一頭の鹿の喜びや悲しみを感じさせる作品約50点を展示する。10日まで。入場無料。

 

 愛嬌(あいきょう)のある目と印象的な垂れ耳で、多くの人に愛された奈良公園の雄鹿「鹿之丞(ろくのじょう・愛称ロク)」の一周忌に合わせた展示。

 

 宮浦さんは約8年前、ロクと出会って魅せられ、以来その姿を追い、写真を撮り続けてきた。昨年12月に訪れたロクとの別れの際、「これまでの恩返しがしたい」と強く思い、写真展の開催を決意。同じく、奈良の鹿を愛する写真仲間のはしもとさんに声をかけ、企画が実現した。

 

 訪れた生駒市の主婦、田代ミチヨさん(71)は「鹿の表情がこんなに豊かとは知らなかった」と作品に驚いた。

 

 午前9時30分から午後5時開場(10日は4時まで)。問い合わせは同館、電話0742(22)9811。

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