公民館の機能移転巡り奈良市長、説明会で「廃止」明言 「守る会」市議会に音声公開
市の手法、浮き彫りに
奈良市が飛鳥地区で進めようとした公民館機能の地域ふれあい会館への移転問題で、住民でつくる「市公民館を守る会/飛鳥」(豊田泰介会長)は30日、仲川元庸市長が7月20日に飛鳥公民館で行った「説明会」での音声の一部を市議会に公開した。同問題について、仲川市長は9月、「市民らに『公民館がなくなる』とセンセーショナルに伝わった。誤解を解く」として撤回を表明したが、議会は今も地元自治協議会からの請願の審議を継続中。さらに最近、市では福祉施設の統廃合計画が持ち上がり、公共施設の再編問題が注目を集める中、市の手法の一端が見えてきた。