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デジタルの基本的な知識学ぶ 奈良で「デジタルリテラシー講座」

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定員を超える申し込みがあった「デジタルリテラシー講座」=28日、奈良市学園南3の市西部公民館

 サイバー犯罪に巻き込まれないよう、市民がデジタルに関する基本的な知識を学ぶ全8回の「デジタルリテラシー講座」が28日、奈良市学園南3丁目の市西部公民館で始まった。この日は2講座あり、個人情報漏えいの防止や怪しいメールの見分け方について、奈良女子大学工学部の駒谷昇一教授が講義した。

 

 デジタル技術を安全に活用してもらおうと、文部科学省の国民のデジタルリテラシー向上事業の採択を受け、奈良市教育委員会が実施。9、10月に、市民のデジタルに関する相談を身近に受けられるよう、市の公民館の職員らを対象に講座を開いたのに続き、市民向けの講座を開いた。

 

 この日は各講座に約80人が参加。「個人情報とは何か、プライバシーと肖像権、漏えいをどう防ぐか」の講座では駒谷教授が個人情報の漏えいを防ぐポイントを解説するとともに、SNS(交流サイト)などを通じて他人の肖像権やプライバシーを侵害する加害者になる可能性もあると指摘し、具体的な事例を挙げて注意を呼びかけた。

 

 参加した奈良市の男性(65)は「知識を身に付けたいと参加した。有意義な講義で残りの講座もできる限り参加したい」と話した。

 

 同講座は12月19日まで、毎週火曜に2講座ずつ開催。参加希望者は各開催日の3日前までにオンラインまたは電話での申し込みが必要。定員80人を超えた場合は抽選となる。

 

 問い合わせは、同市教委地域教育課、電話0742(34)5471。

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