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良い守備から良い攻撃へ 価値ある2勝目「一丸で戦う」を体現 - バンビシャス奈良

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体を張って外国籍選手を防ぐバンビシャス奈良の本多=12日、ロートアリーナ奈良

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 12日の第7節、ベルテックス静岡(西地区5位)との第2戦でバンビシャス奈良は今季2勝目を手にした。

 

 前11日の同節初戦は、ディフェンスのマークが外れた状態でのオープンシュートの精度で差が出た。試合を終え両チームのシュート試投数はともに62。インサイドの得点はバンビシャスが上回ったが、3点シュートは静岡が26本のうち11本をリングに沈めて成功率が42パーセントだったのに対し、バンビシャスは28本中2本で成功率はわずか7パーセント。3点シュートはインサイドシュートよりも1点多く入るというメリット以上に、試合の流れを一挙に引き寄せる効果がある。小野HCは「沈めるべきショットを決められない状態が重くのしかかり、チームではなく個で戦ってしまった」と反省点を挙げた。

 

 攻守が激しく転換するバスケットボールは、ディフェンスで失点を防ぎオフェンスへとつないでいくのが基本になる。良いディフェンスからの攻撃はグッドショットを生む相乗効果を持つ。2戦目のバンビシャスの勝利は、それが実践できた結果だった。

 

 相手が攻撃を仕掛けてくるバックコートではセンターのムボジに加え、本多、藤高のベテラン勢が奮起した。直接には数字となって現れにくいプレーだが、攻撃の起点を作る重要な役割りを担う。シーズン最初に掲げた「チーム一丸で戦う」を象徴する存在だ。

 

 同一節内で1戦目に負けた相手に2戦目で勝利できた意義は大きい。この上り調子を維持してアウェー戦に臨みたい。(有賀)

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