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宇陀市立の幼稚園、小・中学校でエストニア郷土料理に舌鼓 交流一環で給食に登場

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エストニア料理を味わう生徒=24日、宇陀市榛原福地の市立榛原中学校

 奈良県宇陀市で24日、交流を進める北欧・エストニアの郷土料理が市立の幼稚園、小中学校の給食メニューに登場した。

 

 市は7月、同国西部に位置するサーレマー市と教育分野などの交流、協力で合意。夏休みに宇陀市内の中学生10人が同国に短期留学し、サーレマー高校などで学んだ。9月には同国で経験した学びについての報告会もあった。

 

 同市榛原福地の市立榛原中学校(垣内宏志校長、全校生徒312人)では短期留学した9人の生徒が会議室に集まり、同市の金剛一智市長らと給食を食べながら意見を交換。現地での体験を振り返ったり、同高の校長が11月10日に市を訪れることが報告された。同校長からのビデオメッセージも披露された。

 

 この日提供されたエストニア料理はサケのクリーム焼き、ビーツのサラダ、セト地方の小魚スープの3品。市立学校給食センターの栄養士らが本などを参考に試行錯誤。サラダはマヨネーズで味付けするなど、子供たちの口に合うような工夫も加えた。

 

 市立榛原中学校3年の桶谷和乎さん(14)は「現地で食べた料理と比べ、スープ以外の料理は味が似ていておいしい。サーレマー高の校長に会うのが楽しみ」と話した。

 

 同センターは児童生徒らの評判がよければ違う同国料理も作りたいと考えており、金剛市長は「エストニアを知ってもらう機会を増やしていきたい」と話した。

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