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心震える演奏で魅了 - 明日香音魂祭

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「倭」の最初のオリジナル曲「日向」を演奏するメンバーら=21日、明日香村平田の国営飛鳥歴史公園石舞台地区

 奈良県明日香村を拠点に国内外で活躍する和太鼓集団「倭―YAMATO」がプロデュースする太鼓フェス「明日香音魂祭(おんたまさい)2023」が21日、明日香村の国営飛鳥歴史公園石舞台地区で開かれた。結成30周年の記念の祭りで、多くのファンらが演奏を楽しんだ。

 

 倭は1993年に小川正晃代表(56)が母親から頼まれて地元・橿原市の神社の夏祭りのために和太鼓の曲を作り、仲間4人と演奏したのが始まり。徐々に演奏の機会が増え、心を震わせる演奏が人気を博し、世界54カ国で4500公演を積み重ねてきた。

 

 音魂祭は舞台上で神事を行った後、小川代表が最初につくった和太鼓曲「日向」を、倭と、倭がプロデュースする「魂源堂太鼓道場」、オランダの和太鼓教室「Yamato Taiko School」のメンバーが演奏し開幕。計6団体が演奏を披露し、来場者を魅了した。

 

 小川代表は「30年も続くと思っていなかったので、感慨深い。世界で公演をするようになり、日本で演奏する機会が減っているが、年1回は明日香で公演することでエネルギーをもらっている。そのエネルギーをまた世界に届けていければ」と話した。

 

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