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舞楽「胡蝶」華やかに 奈良の東大寺で良弁僧正1250年御遠忌法要が結願

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童子が花と戯れるチョウを演じる舞楽「胡蝶(こちょう)」=16日、奈良市雑司町の東大寺

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 奈良市雑司町の東大寺で営まれていた開山良弁僧正1250年御遠忌法要が16日、最終日の結願を迎えた。この日は約600人、14日からの3日間で計2000人が参列した。

 

 小原流家元の小原宏貴さんによる献花、武者小路千家家元の千宗守さんによる献茶が行われた後、僧侶らが錫杖(しゃくじょう)を振って声明を唱える「梵音・錫杖」が行われた。南都楽所による舞楽、奏楽で童子が花と戯れるチョウを演じる「胡蝶(こちょう)」などが華やかに披露された。

 

 橋村公英別当が良弁僧正をたたえる表白文を読み上げ、僧侶ら約30人は読経して僧正の遺徳をしのんだ。

 

 法要を終えた橋村別当は「天気に恵まれ3日間おつとめすることができてありがたかった。50年後の1300年御遠忌まで良弁さんの意思を引き継ぎ、皆で伝えていかないといけないと思いました」と話した。

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