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特殊詐欺被害防止へ 割り箸200膳とマグネット8枚 ヨシケイライブリーヨシケイ・ナラ事業部王寺営業所に奈良県警察西和署が贈呈

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特殊詐欺被害防止啓発の割り箸とマグネットを、土師チーフに手渡す山村署長(左)=10日、王寺町葛下の西和署

  奈良県警察西和署(山村和久署長)は10日、特殊詐欺被害防止の啓発活動の一環として、食材宅配サービスを行うヨシケイライブリーヨシケイ・ナラ事業部王寺営業所(王寺町畠田)に割り箸200膳とマグネット8枚を贈呈した。割り箸は包装紙に、マグネットは表面にそれぞれ「電話口 お金の話 それは詐欺」と記載されている。活動に協力する同営業所は同日から配送に使う保冷車にマグネットを貼付して啓発。割り箸は13日に配布メニュー(10月30日号)にお知らせチラシとともに同封して、同署管内の顧客に配達する。

 

 同署であった贈呈式で、土師智香・同営業所チーフに割り箸とマグネットを手渡した山村署長は「特殊詐欺は社会問題にもなっており、県内では9月末で被害額が5億円に迫る勢いになっている。被害防止には地道な活動が大切であり、今回の協力は大変ありがたい」とあいさつ。

 

 これに対し、土師チーフは「820件あるお客さまに配って特殊詐欺被害防止の啓発に尽力したい」と話した。

 

 同署によると、県内の特殊詐欺の被害件数は8月末現在、前年同期比37件増の163件で、被害額は約4億5640万円。最近は「老人ホームの入居権が当選しました」という電話などがはやっているという。

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