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藤ノ木古墳遺物に毛髪のような繊維痕跡 金銅製筒形品、頭飾りの可能性

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人の毛と考えられる繊維痕跡が確認された金銅製筒形品について説明する橿考研の奥山総括研究員=橿原市畝傍町の県立橿原考古学研究所

 国宝に指定されている藤ノ木古墳(奈良県斑鳩町、6世紀後半)の出土品の一つ、金銅製の筒形品に、人の毛髪とみられる毛が付着していることが、県立橿原考古学研究所(橿考研)の調査で分かった。筒形品は用途が分かっていなかったが、頭の飾りだった可能性がある。

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