西日本建設業保証奈良支店は15日までに、7月の奈良県公共工事動向(前払金保証実績)を発表した。前年同月比で件数は減少し、請負金額は増加した。

　件数は前年同月比31・0%減の129件。請負金額は同18・0%増の95億6000万円となった。

　発注者別は国9件、5億1500万円、県48件、33億6900万円▽市町村69件、55億8800万円▽その他公共的団体3件、8700万円―など。

　工種別は土木63件、34億3000万円▽建築17件、51億3500万円▽測量・調査・設計36件、4億2600万円―などとなっている。

　地区別は奈良26件、21億9500万円▽大和郡山20件、14億9200万円▽大和高田22件、36億2400万円▽桜井25件、9億7800万円▽宇陀11件、3億8100万円▽吉野15件、3億4800万円▽五條10件、 5億3900万円だった。

　7月分の大型工事は次の通り(かっこ内は発注者と対象額)。

　仮称・御所市防災市民センター建設事業(御所市、22億5300万円)▽国宝興福寺五重塔素屋根建設工事(県、12億3600万円)▽生駒警察署新庁舎新築工事=建築工事=(県、6億800万円)―など。