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天理の魅力 対談で発信 岡本さんFM番組、並河市長と公開収録

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1部で対談する(右から)岡本さんと並河天理市長=13日、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナル

 奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルレクチャーホールで13日、「映像と音楽で巡る奈良」(同バスターミナルイベント実行委員会主催)が開かれた。2部構成で、元春日大社権宮司で県立大客員教授の岡本彰夫さんが並河健天理市長と対談し、映像作家の保山耕一さんの作品が音楽に合わせて上映された。来場者約150人が楽しい話と美しい映像に酔いしれた。

 

 1部は地域コミュニティラジオ「ならどっとFM」の番組「岡本彰夫の奈良、奥の奥」の公開収録。客間に見立てた舞台上で、岡本さんが客人の並河市長を迎え、風景や食など天理の魅力を語り合った。並河市長は、「里山の風景の美しさは人の営みがあるから」と強調し、「人の暮らしと調和が大事」と語った。続いて、玉田玉山(ぎょくざん)講談師が県南部に伝わる「妖怪一本たたら」を披露。観客はテンポのいい口調にぐいぐい引き込まれた。

 

 2部の保山さんの作品上映は、一面に咲くヒマワリがダンスしているかのように揺れ、青々としたイネの穂先を揺らして風が吹き抜ける様子や、奈良公園の浮見堂と鷺池の景色や虹など、何げない日常の風景が映像詩として表現され、音楽に合わせスクリーンを彩った。

 

 同イベントは4年ほど前から毎月1回第2日曜に開かれている。毎月参加しているという東京都八王子市の神田雪子さん(64)は「日々の風景が映し出される美しさに、心がわしづかみにされた。映像に映し出された場所を聖地として巡っている」とにこやかに話した。

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