奈良県が7日までに発表した5月の県鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整値)は、前月比2.8%増の89.4で、3カ月連続で上昇した。前年同月と比較した原指数は2.7%増の82.7で、8カ月ぶりの上昇となった。

　生産指数を業種別にみると、前月より上昇したのは、金属製品工業(18.2%増)▽化学工業(14.8%増)▽食料品・たばこ工業(4.4%増)―など10業種。

　低下したのは、印刷業(30.8%減)▽その他製品工業(27.9%減)▽木材・木製品工業(16.8%減)―など7業種だった。

　また在庫指数(季節調整値)は、前月比0.2%減の123.8で2カ月ぶりの低下。原指数は前年同月比3.0%増の123.9で、12カ月連続の上昇となった。