経済
ビューティーサポート破産手続き開始決定 新型コロナ関連倒産
帝国データバンク奈良支店は3日までに、エステサロン経営の「ビューティーサポート」(奈良市右京1丁目)が7月5日に奈良地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。負債は約2億6千万円。新型コロナウイルス関連倒産という。
同支店によると、同社は1999年3月に創業。「フリアージュ」「メンズエステ セグナ」の店名で、県内に4店舗、滋賀県に1店舗、岡山県に1店舗のエステサロン店を展開するなどし、2017年9月期には年売上高約5億8千万円を計上していた。
しかし、20年以降、新型コロナ感染拡大の影響を受け、一部の店舗で休業や時短営業を余儀なくされ、来客数が激減。21年9月期の年売上高は約2億円までダウンし、連続赤字と債務超過に陥っていた。コロナ融資を活用するなどしてしのいでいたが、先行きの見通しが立たなくなり、事業継続を断念、今回の措置となった。