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「東大寺開山良弁僧正千二百五十年御遠忌」10月に大法要やMISIAさん奉納公演 秘仏特別拝観も

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良弁僧正坐像=撮影・三好和義、画像提供東大寺

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◆法華堂で国宝・良弁僧正坐像を論議台に安置

 

 奈良市雑司町の東大寺(橋村公英別当)は31日、「東大寺開山良弁僧正千二百五十年御遠忌」の法要、関連行事を発表した。大法要は10月14〜16日の3日間大仏殿で各日午前10時から営まれる。大仏殿前の庭では舞楽、伎楽法要や献花や献茶などが華やかに行われ、僧正の遺徳をしのぶ。

 

 慶讃奉納公演は、10月7、8日に歌手のMISIAさん、14日には「Japan National Orchestra」による演奏など5公演が予定されている。チケットの販売は、詳細が決まり次第、東大寺公式サイトで掲載される。

 

 また初めての試みとして、10月28日〜11月19日には、法華堂で良弁僧正坐像を論議台に安置し「秘仏国宝・良弁僧正坐像特別拝観」を実施する。

 

 橋村別当は「かつて華厳経の講義が行われていたであろう法華堂に僧正に再び戻ってお座りいただけたら」と時を超えた追体験の思いを述べた。

 

 このほか関連行事として10月1日から戒壇堂四天王立像の拝観再開▽同1日〜16日まで法華堂で「秘仏国宝の執金剛神立像特別開扉」(要予約・詳細は後日HPで掲載)▽同1日〜12月21日まで東大寺ミュージアムで「良弁僧正と東大寺」などを予定している。

 

 良弁僧正は聖武天皇を支え、同寺の創建に尽力。751年の大仏開眼供養後に同寺初代別当を任ぜられ、「本朝華厳の初祖」とも呼ばれる。

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