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クビアカツヤカミキリから奈良県のサクラを守れ - 「サクラ見守り隊」のボランティア隊員らに講習会

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県サクラ見守り隊のボランティア隊員を対象に開かれた講習会=25日、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナル

 奈良県内で拡大する特定外来生物クビアカツヤカミキリからサクラを守るため、「2023年度県サクラ見守り隊」のボランティア隊員を対象とした講習会が25日、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルで開かれた。

 

 クビアカツヤカミキリはカミキリムシ科の昆虫。幼虫はサクラなどのバラ科が好物で、木の内部を食い荒らして樹木を弱らせ、枯らしてしまうことがある。被害拡大の防止には早期発見と駆除が必要になる。

 

 県サクラ見守り隊は、県が昨年に続きボランティア隊員を募集。県を中心に小学1年生から80代まで約130人の応募があった。

 

 講習会で県景観・自然環境課の街道亙課長は「日ごろの中でクビアカツヤカミキリや被害木を見つけていただきたい。活動を広めて仲間も増やしていただければ」と呼びかけた。樹木医の和口美明さんはクビアカツヤカミキリによるサクラの被害や対策、見つけるポイントを解説した。

 

 最後に県の担当者が、ボランティア隊員の活動について説明した。隊員は活動期間の来年3月31日まで、県内でクビアカツヤカミキリによる被害木を調査し、活動報告書も作成、提出する。成虫を見つけた場合は駆除もする。

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