社会
「橿原経済倶楽部」の次期役員案、前会長理事続投に批判
「役員の3分の1規定」に違反したとして、奈良県から勧告を受けた公益社団法人「橿原経済倶楽部」(橿原市)の次期役員案に、佐藤進会長と森本俊一副会長の名前がない一方、喜多一嘉前会長(現顧問)の名前はあることが、奈良新聞の取材で分かった。佐藤、森本両氏は、勧告を受けた責任を感じて退任、理事も辞める意向。一方、勧告書で、違反状態の是正に着手しなかったと指摘された喜多前会長は、理事を続ける考え。喜多前会長と他2人の現副会長が役員を続けることに、法人内部から批判の声が上がる。