西日本建設業保証奈良支店は21日までに、5月の奈良県公共工事動向(前払金保証実績)を発表した。前年同月比で件数、請負金額ともに増加した。

　件数は前年同月比6.5%増の66件。請負金額は同114.6%増の152億9200万円となった。

　発注者別は国17件、71億1600万円▽県14件、5億9600万円▽市町村31件、69億5200万円▽その他公共的団体2件、6億500万円―など。

　工種別は土木31件、81億4700万円▽建築14件、54億3千万円▽測量・調査・設計14件、3億4200万円―などとなっている。

　地区別は奈良15件、35億9900万円▽大和郡山6件、5億3200万円▽大和高田8件、9億3200万円▽桜井18件、40億4700万円▽宇陀4件、2億7200万円▽吉野7件、54億6900万円▽五條8件、4億3800万円だった。

　5月分の大型工事は次の通り(かっこ内は発注者と対象額)。

　高原トンネル上部斜面対策工事(近畿地整、43億6600万円)▽一条中高一貫校校舎改築その他工事(奈良市、26億円)▽桜井市グリーンパーク(ごみ焼却施設)基幹的設備改良工事(桜井市、8億4700万円)▽真菅北小学校長寿命化改良工事(橿原市、7億9300万円)―など。