奈良県大淀町の6月定例会は14日再開し、新型コロナ対応地方創生臨時交付金を活用する諸事業費など8343万3千円を追加し、総額95億3835万7千円とする町一般会計補正予算など4議案を可決するなどして閉会した。

　同交付金事業のうち、町独自の施策は水道基本料金減免(6カ月)3700万円▽65歳以上の町民にタクシーチケットを配布約570万円▽食事を提供する福祉事業所に支援金交付約450万円▽民間認定こども園の教育や給食等支援(全3カ所)約30万円▽町内中小企業者の物価高騰克服や販路拡大を専門家を招へいして伴走支援約2480万円。

　町立小中学校の給食費は、今年度の物価高騰分(計約710万円)を町が支出することで保護者から集める給食費の値上げを防ぐ措置を5月補正予算で行った。