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共生社会へさらに一歩 橿原で「県ろうあ者大会」 映画上映や講演

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今年度の運動決議を確認した第36回県ろうあ者大会=21日、橿原市大久保町の県社会福祉総合センター

 奈良県聴覚障害者協会(北田知子理事長)は21日、橿原市大久保町の県社会福祉総合センターで、第36回県ろうあ者大会(奈良新聞社など後援)を開いた。聴覚障害者や手話通訳者、一般県民ら約500人が参加し、誰もが生き生きと暮らせる社会について考えた。

 

 大会式典で、北田理事長は障害者の情報取得・利用向上のための法整備の現状や全日本ろうあ連盟創立70年記念映画「咲(え)む」の県内上映について報告。「創立75年の協会の歴史を大切にしながら、さらにもう一歩先を求め、新しい時代のろうあ運動を築く」とあいさつした。主管の桜井市聴覚障害者協会の西手基雄会長が歓迎のあいさつを述べ、来賓の森本有希子・県障害福祉課長が山下真知事のメッセージを代読。松井正剛桜井市長らが関係者らに敬意を表した。

 

 大会宣言には2025年東京デフリンピック成功に向けた支援活動やデフスポーツの普及活動推進を盛り込み「手話言語法等の制定と障害者権利条約にある理念実現のために」など10項目の23年度運動決議を確認した。

 

 第二部は参議院議員の今井絵理子さんの記念講演「障害はひとつの個性」やトークショー、映画上映などを楽しみながら理解を深めた。

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