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奈良・元興寺で踊りの上達願い4年ぶり扇供養 - 日本舞踊坂本流晴の会

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読経の中、火の中に扇を入れる参列者=13日、奈良市中院町の元興寺

 日本舞踊坂本流晴の会(坂本晴子代表)の扇供養が13日、奈良市中院町の元興寺で営まれた。関係者ら約40人が参列し、古くなった舞扇や扇子に感謝して踊りの上達を願った。

 

 約3年前に他界した坂本流の坂本晴江家元が1970(昭和45)年に同寺に扇塚を建て、毎年同流派と同寺が供養してきた。新型コロナウイルスの影響で3年間中断していたが、故人の遺志を引き継ぐ形で4年ぶりに開かれた。今回で52回目になる。

 

 法要は辻村泰善住職を導師に扇塚の前で営まれ、読経の中、参列者が稽古で使い込んで古くなった扇を次々に火の中に入れて供養した。法要後には、禅室(国宝)で奉納舞踊も行われた。

 

 坂本代表は「家元が亡くなられた時は一時途方に暮れたが、弟子一同力を合わせて頑張っていこうと思う」と話した。

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