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愚直に尽くす姿勢で 荒井正吾候補(78)=無現= - 奈良県知事選候補者プロフィル(4)

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 2001年の参院選で官僚から政治家に転進。当初は厳しい戦いが予想されたが、周囲から「人の役に立つ機会があるなら努力すべき」と背中を押されて立候補を決意、初当選した。そして07年、今度は前任者から後継にと誘いがあって知事選に出馬。以来、4期16年にわたって奈良県政のかじ取りを担ってきた。

 

 この間の道のりは平たんではなかったが、着実に成果を挙げてきた。「県政の課題は脱ベッドタウン。そのために医療の充実と自立できる経済の発展に取り組んできた」と話し、県総合医療センターの整備や企業誘致などによる県内就業率の向上など実績に手ごたえを示す。

 

 大和郡山市の出身で、自身の性格を「おっとり長男型」と分析する。派手なパフォーマンスに走らず、常に「愚直に尽くせば天が助ける」という姿勢で仕事と向き合ってきた。子どものころ、かわいがってくれた祖母が口癖のように話していた言葉「天は見てござる」が原点だ。

 

 趣味は読書や音楽、旅行など幅広いが、公務が多忙なこととコロナ禍の影響もあって、ここ数年は、ぶらり街歩きに出掛ける機会も減っている。本も「新聞の書評を見て購入、棚に整理して並べているが読めていない状態。いつか時間ができたときの楽しみ」

 

 そんな中で最近、取り組み始めたのが交流サイトを活用した情報発信。「一方通行ではなく、普段は会えない人とも交流できて楽しい」と笑顔を見せる。

 

 「県民が楽しく社会参加できる地域づくりに努力する中で、自分自身も元気をもらってきた」ことが健康法だと話し、年齢面の不安は見せない。「リニア中央新幹線や大規模広域防災拠点の整備など、奈良発展の芽がつまれないよう取り組む」と意欲を燃やす。

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