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政治

弱者の苦労「分かる」尾口五三候補(72)=無新= - 奈良県知事選候補者プロフィル(3)

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 奈良県大和郡山市議を2007年から4期16年間務めた。主に教育や福祉、医療に力を注いだ。市民からの要望を聞き、同市立中学校の給食を実現させた。

 

 「もっと多くの人の悩みを解決したい」。昨夏に一旦、県議選に出ることを決意するも、先月下旬、県知事選への出馬を決めた。

 

 兵庫県西宮市生まれ。生後2週間でジェーン台風が直撃し自宅が倒壊した。幼少期から生活は苦しく、芋づるを洗って食べてしのいだ。

 

 父親の転勤で引っ越しや転校が続き、小学校低学年時には、奈良市立富雄北小学校へ入る。その後、生活保護を申請した。

 

 「(生活保護費で)新しいノートと鉛筆を買えたときのうれしさが忘れられない」と、当時の心境を振り返る。

 

 しかし、高校時代に生活保護が打ち切られる。学費を払えず、中退を余儀なくされた。自営の家電修理業や電気工事などさまざまな職種を経験した。

 

 「貧しい人や弱者たちの苦労を分かっている。政治に生かす」。20代で結婚し、妻の親類の影響で政治の道を志す。

 

 好きな言葉は「ゴーイングマイウェイ」。楽天的な性格と自己分析する。

 

 日課はウォーキングで、1日8千歩を目指す。自宅の大和郡山市小泉町から近鉄筒井駅まで歩いて、駅前の居酒屋でちょっと一杯飲んで帰る。「選挙戦ではもっと歩き回って訴えを聞いてもらう」と笑顔で語る。

 

 趣味は20代のころから始めたボウリング。同好会の「大和郡山市民ボーリング倶楽部」にも所属する。 

 

 市議会がないときは毎月2回の例会に参加。約2年前にベストスコア279を叩き出す。まだまだ腕を磨くというが、選挙戦中はしばらくはボウリングもお預け。

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