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政治

熟慮の末8年ぶり挑戦 山下真候補(54)=維新= - 奈良県知事選 候補者プロフィル(1)

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 3期務めた生駒市長の職を辞し、知事選に挑んだものの落選。前回は無所属だったが、8年経った今回、維新の公認を得て2度目の挑戦となる。「県政は一向に良くならず、県のポテンシャルを生かした県政運営もできていない」。現職を含め県の歴代トップが官僚出身者らで占められていることにも批判の目を向け、「県政初の民間出身のリーダーを」と訴える。

 

 弁護士で住民訴訟にも関わってきた。奈良市の新斎苑(火葬場)を巡る損害賠償請求訴訟の代理人も務め、市長らの賠償責任を認める判決を勝ち取ったことも記憶に新しい。

 

 「税金の無駄遣いが大嫌い。鑑定価格の3倍で土地を買うというのはその最たるもの。(自身も出馬した6年前の市長選の結果を見れば)市民、有権者には市の計画を支持する意見が多かったのは事実だが、だからと言って、あの土地を購入した違法性が免責されるわけではない」と述べ、「有権者には行政に関心を持ってほしいし、政治を諦めて貰いたくない」と話す。

 

 妻も弁護士で高校生になる双子がいる。知事選出馬は「維新から声がかかり熟慮した」と言うが、子どもたちから「もう(選挙には)出ないと言ってたやん」とやんわり駄目出し。それでも強い反対はなかった。

 

 さらに生駒市長選時代から支えてくれる支持者から「また出ると言うなら、即座に駆け付ける」「県を変えられるのは山下さんだけ」と背中を押してもらえた。

 

 県内の首長は大半が現職か、自民党県連が推薦する新人を推すが「維新の知事の誕生だとしても双方大人。通ったらノーサイドでやりたい」と意欲的だ。趣味の一つはマラソン。奈良マラソンにも出場した。フルマラソンは4時間17分の記録を持つ。「達成感があり、はまりました」と。

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