第31回奈良県シルバーカラオケ歌謡大会の決勝大会(奈良新聞社主催、県・奈良市・県老人クラブ連合会・奈良交通後援、県カラオケボックス協会・第一興商協力)が21日、奈良市三条宮前町のなら100年会館で開かれ、70歳以上の1部は「悲恋歌」を歌った王寺町の水草美智子さん、60歳から69歳までの2部は「雨の花」を熱唱した橿原市の石田まき子さんが最優秀シルバー歌謡大賞に輝いた。

　1部は173人、2部は44人がテープ審査に応募。2回にわたる審査を経て、この日のステージには1部81人、2部17人が臨んだ。審査は作曲家の岡千秋さんが委員長を務め、作詞家の昴じゅんさん、音楽プロデューサーで作詞・作編曲家の切磨川恒さんの3人で行った。

　大賞を手にした1部の水草さんは「感無量。応援してくれている主人と息子に感謝の気持ちを伝えたい」と喜んだ。2部の石田さんは「信じられない気持ち。指導していただいた先生や歌の仲間、家族に感謝したい」と話した。

　岡委員長は「皆さんの元気な歌声を聞いて幸せを感じた。歌の語尾を大切にし、来年も成長した姿を見せていただければ」と期待した。

　昨年、大賞を受賞した泉谷英喜さん(1部)と西村弘さん(2部)も駆けつけ、受賞曲を披露した。

　大賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略)

　【1部】優秀歌唱賞金賞=大塚喜恵(広陵町)▷同銀賞=橋本登美子(大和郡山市)▷同銅賞=仲嶋美恵子(橿原市)▷一ツ橋雪賞=芳田隆子(大淀町)▷奈良新聞社賞=庄田真理子(葛城市)▷審査員特別賞=木谷千津子(吉野町)畑中喜子(奈良市)尾首陽子(大和郡山市)塚本やす子(奈良市)柿本一志(大和郡山市)▷第一興商賞=高橋千津子(大淀町)▷県カラオケボックス協会賞=南本政昭(大和郡山市)

　【2部】優秀歌唱賞金賞=大森輝明(大和郡山市)▷同銀賞=嶋田郁文(大和郡山市)▷同銅賞=井田雅子(奈良市)▷一ツ橋雪賞=山下国彦(大和高田市)▷奈良新聞社賞=増谷ちえみ(奈良市)▷審査員特別賞=尾崎美枝(大淀町)▷第一興商賞=人知伸一(高取町)▷県カラオケボックス協会賞=福良裕之(桜井市)