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迫力の舞、玄奘三蔵の旅 日本全国能楽キャラバンが薬師寺で特別公演

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薬師寺で上演された復曲能観世流「大般若」=18日、奈良市西ノ京町の薬師寺

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 能楽師らがつくる能楽協会主催の「日本全国能楽キャラバン」奈良特別公演の薬師寺公演が18日、奈良市西ノ京町の薬師寺金堂前特設舞台で開催された。 

 

 玄奘三蔵が経典「大般若経」をインドへ取りに行く旅を描いた復曲能観世流「大般若」を同寺で30年ぶりに上演、奉納した。大般若は長らく廃曲になっていたが、1983(昭和58)年に人間国宝の梅若桜雪(ろうせつ)さんが復曲。本公演は梅若さんも地謡として参加した。

 

 重要無形文化財保持者の観世喜正さんが、仏教の守り神の深沙大王(しんじゃだいおう)役でシテを務め、華やかで迫力のある舞を披露。約250人の観衆は爽やかな秋晴れの下、奥深い幽玄の世界に魅入られていた。薬師寺公演はきょう19日も行われる。

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