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興福寺・東金堂院北面回廊跡の現地見学会 歴史のファンら約1120人が見学

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検出された東金堂院北面回廊の遺構を見学する参加者=15日、奈良市登大路町の興福寺

 奈良市登大路町の興福寺で15日、発掘調査で東西規模が想定の倍以上と分かった東金堂院北面回廊跡の現地見学会が開かれ、考古学や歴史のファンら約1120人が訪れた。

 

 東金堂院は東金堂や五重塔の周囲を回廊と築地塀で取り囲んでいたとされる。従来の復元案では南北約110メートル、東西約51メートルと考えられていたが、奈良文化財研究所の調査で、北面回廊は東西100メートル以上となることが明らかになった。

 

 現地見学会は新型コロナウイルス感染症対策のため定時の説明は行わず巡覧型で実施。参加者は検出された北面回廊の礎石や基壇などを熱心に見学した。

 

 大和郡山市から訪れた男性(68)は「東金堂院の規模が想定より大きくなり、さすが大寺院の敷地だと改めて感心した。東金堂院の広大な敷地には、東金堂や五重塔のほかにどんな建物があったのかが気になります」と話した。

 

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