政治
安倍氏銃撃現場、歩道最大幅16メートルに 交差点付近に花壇 奈良市が整備計画
奈良市の仲川元庸市長は4日、今年7月に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件現場を含む近鉄大和西大寺駅北口前の市道西大寺一条線の整備について、2車線の車道の西側歩道を最大幅で16メートル程度に拡幅し、交差点付近に花壇を設けると明らかにした。市は本年度、同駅前広場の拡張に合わせ市道との交差点付近を再整備する。事件直後、仲川市長は「事件跡をどう残すか残さないか、方法や財源を含め検討したい」と発言し、市民などから賛否の声が市に届けられていたが、記念碑などは設置しない形で決着した。これまで仲川市長は「複数の案を検討している。外部の専門家らの意見も個別に聞くなどし、決定したい」としていた。