歴史文化

宇陀で3年ぶり「あきの蛍能」 幽玄の美、観客魅了

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3年ぶりに開催された第28回「あきの蛍能」=18日、宇陀市大宇陀拾生の市文化会館

 第28回「あきの蛍能」(あきの蛍能保存会主催、奈良県宇陀市など後援)が18日、同市大宇陀拾生の市文化会館で開かれ、来場した約400人が幽玄の世界を堪能した。

 

 江戸時代に始まった阿紀神社の神事能が1992年に復活。放たれたホタルが舞う「あきの蛍能」として続いてきた。新型コロナウイルスの影響で開催は3年ぶり。雨天のため神社の能舞台から文化会館に会場を移した。

 

 演目は、世の中の平安を乱す「九尾の狐」の伝説を題材にした「殺生石(せっしょうせき)」。栃木県那須町にある国名勝「殺生石」が今年3月に割れたことが話題になった。舞台では、観世流能楽師の浦田保親さんが石を割って踊り出る精霊を演じ、美しい所作で観客を引き込んだ。

 

 宇陀市の金剛一智市長と保存会長の井上源一・市観光協会長は、宇陀の歴史を紹介しながら「若い人たちに文化を残していきたい」と話した。

 

 うだ子ども能楽教室の発表もあり、舞台に立った市立大宇陀小5年の安浪丈一郎君(10)は「稽古の成果を出せた。3年間続けてよかった」と満足そうだった。

 

 奈良新聞社の鑑賞ツアーに参加した生駒市の柳瀬正弘さん(73)は「歴史ある神社の能舞台上演が楽しみ」と来年以降の好天に期待した。

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