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もっちり喉越し楽しんで 希少な御所芋で「そうめん」開発、数量限定で発売

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贈答用木箱(右上)、紙箱(左)、1袋=御所市農林商工課提供

 奈良県御所市やJAならけん、農家などでつくる同市の6次産業化・地産地消推進協議会は、伝統野菜の御所芋(大和芋)を原材料に使った「御所芋そうめん」を開発した。今年は数量限定で商品化し、同市内のJA直売所などで販売している。

 

 御所芋は県認定の大和野菜の一つで、同市の特産品「ごせブランド」にも選ばれている。栽培が難しく希少な高級食材のため、同協議会は加工品の製造などで知名度を上げ、需要増や伝統承継を目指している。加工品の開発は芋焼酎、ドーナツに次いで3品目。

 

 芋そうめんは、市場に出せない規格外の芋を粉末加工。三輪そうめん業者が小麦粉と混ぜ合わせ、手延べ製法で仕上げている。

 

 価格はいずれも税込みで1袋(3束)298円、紙箱(18束)2200円、贈答用木箱(14束)2200円。JAならけんの御所大正(同市櫛羅)と葛上(同南郷)の各農産物直売所か、京奈和自動車道御所南PA内の御所の郷(同室)で販売している。

 

 冷やしそうめんで食べるのがお薦めといい、同市の担当者は「もっちり喉越しがよく、素材のうま味を楽しめる。来年は本格的に製造、販売したい」と話している。

 

 問い合わせは同市農林商工課、電話0745(44)3497。

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